日本では、地震をはじめとする災害がいつどこで起こるか分かりません。

図書館は、人々の拠り所となるインフラ、公共施設です。不特定多数の利用者を想定するなら、災害対策が必要不可欠になります。

ここでは、規文堂が提供する図書館の防災シリーズを紹介します。

ト・メール・バー

地震が来たときにバーが上がり、本の飛び出しを防ぎます。長さを調整できるので、他社製の書架も含め幅広く設置が可能です。

振動台実験でも検証済みです。 振動実験室において、当時としては最大級だった下記4地震を再現しました。

  1. 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) M9 / 震度7 / 2011年3月11日
  2. 釧路沖地震 M7.5 / 震度6 / 1993年1月15日
  3. 新潟県中越地方地震 M6.8 / 震度7 / 2004年10月23日
  4. 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) M7.3 / 震度7 / 1995年1月17日

1, 2は海溝型地震、3, 4は直下型地震

https://www.kibundo.co.jp/catalog/digital/html5.html#page=37

(↑ウェブカタログへのリンク)

 

タナ・ト・メール

こちらは後付けができる防災シリーズです。

書架の可動棚板が地震の揺れで落下しないよう、棚板裏の棚受け金具にかぶせて取り付けて簡単にロックでき、そのまま棚板の可動もできる部品になります。

他社製の多くの書架にも対応しております。 丸型棚受け金具の場合は、φ8~φ12mmのものまで適用可能です。

※ただし棚受けのサイズなどに適用範囲があるので、ご利用に際しては弊社までご相談ください。 無料サンプルも送付可能です。

 

ト・メール・テープ

中規模地震(震度5弱迄)の揺れに対応した本の落下防止滑り止めテープ。

片面スベリ止め加工(シリコン樹脂層)と片面粘着で構成された25mm 幅、長さ880mmのテープです。棚板前側に貼付ける事で効果があります。

上の写真のように、高い棚にはバーを設置し、下の方をテープで補うことで、コストパフォーマンスの良い防災計画をつくることも可能です。

予算内ですべてカバーするのも現実的ではないため、適材適所の防災という考え方も必要になるかと思います。

以下の記事では、地震の専門的な知識についても説明しています。併せて読むと、理解度が深まるかと思います。