ブックトラックは本を運ぶためのカートのようなもので、図書館になくてはならない備品です。

本を運ぶだけ、と思いがちですが、ブックトラックには様々な工夫が込められています。

何といっても重要なのが本そのものの重さです。

本=紙とはいえ、重ねた時の密度はおよそ1g/cm3。つまり、水と同じなのです。

想像してみてください、2Lペットボトルを何本も運ぶのは大変です。

それゆえ、ブックトラックには以下の性能が求められます。

・可動性

・静穏性

・軽量

一つ目の可動性と静穏性は、キャスターに依存します。

キャスターにも様々な種類があり、ランクがあります。規文堂は可動性の高いエアキャスターを仕様しており、強度も高いため、使いやすさはバツグンです。

段差や点字ブロックを乗り越える時も、通常の台車に比べてスムーズに通過することができます。毎度ガタガタと音を立てると、利用者の集中を削いでしまいますからね。

また、バンパーが付いているため、多少回りの書架に当たっても問題ありません。

以下では、シリーズごとに解説していきます。

カルオスシリーズ

パンチングメタルを仕様しており、強度をそのままに軽さを実現しています。本を置く場所は底が傷がつかないように通常のプレートになっているのも魅力です。さらにこの孔が音を分散させやすくなっており、静かに走行するのでたいへん人気の高いシリーズとなっています。

7月から水色、オレンジの新色も出ました。

規文堂のstoresでも販売しています(リンク)

https://www.kibundo.co.jp/catalog/digital/html5.html#page=127

(カルオスシリーズ カタログ)

 

カラフルシリーズ

また、ブックトラックの仕事は本を運ぶだけではありません。

図書館のカウンター付近のブックトラックには返却された本が並んでいて、利用者が手に取ることもできると思います。

こういった展示として利用される場合も多いため、ブックトラックはなるべく多くの色を揃えるようにしています。特別な色を用意されたい方にオススメです。

 

https://www.kibundo.co.jp/catalog/digital/html5.html#page=129

(カラフルシリーズ カタログ)

 

ベーシックシリーズ

性能の良いブックトラックが欲しいけれども、数も欲しいし予算が・・・という場合におすすめです。必要な性能は一式確保されたベーシックタイプで、量産型のブックトラックです。

https://www.kibundo.co.jp/catalog/digital/html5.html#page=131

(ベーシックとカラフルのカタログ)

こちらのベーシック、新色としてブラックも出ました。

すでに量産体制で動いているので、ぜひご利用ください。

規文堂のstoresでも販売しています(リンク)

 

※2020/7/31更新

キャスターの性能についても、特注で対応することが可能です。

例えば、本格的な車両についているような衝撃吸収性のあるサスペンションキャスターなど。

価格などはお問い合わせいただければ、と思います。

よろしくお願いいたします。